アイティテラは、なぜ他社の半額で提案できたのか? ~オープンソース業務システムiDempiere本格導入事例~ 3-1

2014年11月21日 金曜日


iDempiere最新情報

SUMMARY

  • iDempiereは、アメリカのOSSからフォークし、グローバルの叡智が宿った業務システム
  • iDempiereは、多言語、複数通貨に対応しており、グローバルに強い
  • iDempiereは、中小企業の業務システムの課題を低コストで解決するソリューション

 

業務システム iDempiere(アイデンピエレ)の導入成功事例勉強会の模様を、成功のポイントに的を絞って3回シリーズでご紹介します。1回目は、iDempiereの特徴について解説します。

 

 iDempiereは、グローバルの叡智が宿った業務システム

 

「IT-teraでは、A社様の基幹業務システム再構築プロジェクトにおいて、iDempiereを活用したシステムを提案し、6社競合のなかから導入費用が他社の半額という圧倒的コストパフォーマンスによって、見事に受注にいたりました。」

「成功事例のお話の前に、まずは、iDempiereという業務システムのご紹介をさせていただきます。」

「iDempiereは、GPL v2ライセンスで配布されている、JAVAベースのオープンソースのソフトウェアです。「販売管理」「購買管理」「在庫管理」「生産管理」「会計管理」「顧客管理」「レポート出力」などの機能を持つERP(統合業務管理ビジネスアプリケーション)です。」

「もともとはアメリカのCompiere(コンピエール)という有名なOSS‐ERPからフォークし、ADempiere(アデンピエレ)としてコミュニティ主体で開発が続けられてきました。その規模は30カ国以上にまたがったグローバルなもので、そのコミュニティには各国のERP開発者やシステム開発会社が参加しています。」

「そして近年、ADempiereのメインコミッターが、より品質を高めるべく、新たにiDempiereとしてフォークしました。」

「日本では、ここ数年ようやく注目が集まるようになり、2013年に弊社が初めて日本企業へ導入させていただきました。現在iDempiereバージョンは『2』が最新となっています。」

 

iDempiereは 、100%Javaで開発されたオープンソース

 

「iDempiere最大の特徴は、100パーセントJavaで開発されたオープンソースということです。Javaを知っている方であれば、自由にカスタマイズしていただくことが可能です。」

「またOSGiが実装されていますので、業務システムとしてだけではなく、プラグインとしてお使いいただくこともできます。」

「プラットフォームとしては、Linux、PostgresSQLなどのOSS上で稼働します。商用製品のようにライセンス費用は必要ありません。基本的には無償の環境でお使いいただけます。」

「iDempiereでは、APサーバに軽量のTomcatサーバを搭載しています。ADempiereの時代から比べるとメモリの使用量が大幅に改善され、軽快な使い心地になりました。」

「iDempiereは、昨今のトレンドに合わせてWebブラウザで動きます。もちろんJavaSwingのUIもご用意しています。用途に合わせて、お選びいただくことができます。」

 

iDempiereは 、多言語、複数通貨に対応し海外に強い

 

「iDempiereは、販売、購買、在庫、会計管理、レポート出力など、業務システムとしてのひととおりの機能を備えています。」

「iDempiereの機能的な特徴として、グローバル対応があります。多言語、複数通貨に対応しているため、海外取引やグローバル拠点とのやりとりなどにご活用いただけます。」

「またレポートについては、標準のレポートに加えて、JasperPeportと連携した帳票出力が可能となります。JasperReportsでは、iReportsを使用したGUIによる帳票作成ができます。」

「ただし、生産管理については、 標準で組み込まれているのが、会計ベースのManufacturing Liteとなります。より高度な生産管理が必要な場合は、別途、プラグイン(Libero Manufacturing)を追加していただくことになります。」

「人事給与管理についても、現状では、プラグインとしての開発が進んでいるところです。」

 

 iDempiereは、中小企業の業務システムの課題を低コストで解決する

 

「それでは、iDempiereを他社製品と比べながら、業務システムの課題を考察してみます。」

「現在、中小企業の方が初めて使う業務ソフトとしては、『奉行シリーズ』や『PCA』などが挙げられると思います。こういった価格帯の業務システムを使いこなして、やがて次のステップに行きたいと思った場合、システムの金額がいきなり跳ね上がって、目を丸くした企業担当者様も少なくないのではないでしょうか?」

「それまで数万から数十万だったソフトの上位システムを探すと、一気に数百万のモジュールを組み合わせた高額なシステムのラインナップになっていきます。つまり、初心者向き業務ソフトの上位システムとして、適切なシステムが存在しないのです。」

「私たちは、iDempiereは、業務システムの初心者から中級者となる過程で無理なくご活用いただけるシステムとして位置づけています。」

「つまり、初心者向けの上位システムを求めている企業様にふさわしいシステムだと考えています。」

「iDempiere最大のメリットは、中小企業の方が中堅企業に成長する過程で必要となる機能を備えた業務システムでありながら、他社製品のように高額な費用が発生しないことです。」

「企業の成長に合わせてお使いいただける業務システム、それがiDempiereだと考えています。」

 

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 iDempiereには、改変もプラグインも可能な高い柔軟性がある

 

「業務システムの機能を、iDempiereをはじめとしたOSS(オープンソースソフトウエア)製品と商用パッケージ製品で比較してみます。」

「まず動作するソフトウエアについて比べてみます。商用パッケージ製品には対応する商用ソフトウェアの購入が前提となりますが、OSSでは、対応するプラットフォームにもOSSを利用すれば無償となります。もちろんご要望があれば、有償のOracleも使うことができます。」

「カスタマイズのしやすさという観点でみると、圧倒的にOSSに軍配があがります。」

「商用パッケージ製品はソースがクローズになっており、いわゆるベンダーロックインの状態となります。自社のシステムにもかかわらず、ちょっとした変更でもベンダーに有償で依存せざるを得ません。結果的に、企業様は、ベンダーから提出された見積を支払うかどうか、という二者択一の判断を迫られることにになります。」

「対してソースがオープンになっているOSSでは、導入後も、簡単なものであれば、企業の担当者の方が自ら改変していただくことができます。特にiDempiereでは、プラグインとしての開発も可能ですので自由度が高いですね。」

 

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 iDempiereには、長期利用で際立つコストパフォーマンスがある

 

「今度は、オープンソースソフトウエア製品と商用パッケージ製品を、費用の面から比較してみます。」

「商用製品を導入する際には、パッケージ自体とライセンスの費用、ならびにカスタマイズ費用が発生します。カスタマイズ部分にも、保守費用が発生します。」

「対してOSSでは、ソフトウェア費用は無償です。ただし、導入時には企業様のニーズに合わせてカスタマイズする必要はありますので、初期のカスタマイズ費用は発生します。また保守費用についても、必要に応じて個別に保守契約を結んでいただくことができます」

「その差は、長期間利用すればするほど、より一層、際立ちます。」

「商用製品には定期的なバージョンアップがあり、サポート切れを理由に買い替えを勧められたり、そのたびにライセンス費用が発生したり、カスタマイズをやり直したりする必要に迫られます。」

「対して、OSSには、そういった心配はありません。バージョンアップは、基本的に無償で行っていますし、ライセンス費用はありません。サポートについても、業務システムを導入する企業様のニーズに応じて選択していただくことができます。」

 

 

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